夜のミルク担当、まさかの初日リタイア
出産を終えて、妻と子どもが退院してきた日。
家の中が一気に“新生児仕様”に変わった。
哺乳瓶、ミルク、オムツ、ベビーベッド…
リビングが小さな保育園みたいになって、なんかちょっと誇らしかった。
(ま、俺はまだ何もしてないんだけど。)
その夜。
「夜泣き担当は交代でやろう」って話して、俺が“初日の夜番”を担当することに。
「いよいよ父親デビューか…!」なんてちょっとワクワクしてたんだけど、
そのワクワク、2時間で消えました。。。
深夜2時。
突然「ふえぇぇぇ〜〜」って泣き声が響いた。
あぁ来たか、俺の出番!!!
と思ったのに──次の瞬間。
気づいたら、朝だった。
(うそでしょ?)
横を見ると、妻は片手で子どもを抱きながら、もう片手でスマホを見てる。
その目、完全に“無”だった。
俺:「……やっちゃった?」
妻:「うん、やっちゃったね(無表情)」
どうやら俺、泣き声の途中で「うるさいなぁ」って寝返り打って、
そのまま夢の世界へ旅立ったらしい。
記憶、ゼロ。
“男は夜泣きで起きられない”って噂、ガチだった。
話し合いの末、その日から夜の担当は消滅。
妻が夜を引き受けて、俺は“日中担当”にスライドすることになった。
(“戦力外通告”って、こういう時にもあるんだなって思った。)
でもね、翌朝、妻がぼそっと言った一言が忘れられない。
「夜、マジでしんどい。でも、朝起きた時に“おはよう”って言ってくれるだけでも、ちょっと救われるんだよね。」
あぁ、これが“チーム育児”の始まりかもしれない。
完璧じゃなくても、ちゃんと“支え合う”って、こういうことなのかもな。
次回、第3話は「日中担当、始動。ミルク・オムツ・寝かしつけ、全部が未知との遭遇」。
夜に寝られなかった分、日中はフル稼働。
“俺の一日保育園”がここからスタートします。


コメント