第1話

ストーリー

「育休取るって決めてたけど、実際に言うのは勇気がいる」


正直に言うと、俺、大学生の頃から「将来子どもができたら育休は絶対取る」って決めてた。

別に制度を詳しく知ってたわけでもない。

ただ単純に、子どもが好きだったし、「自分の子どもの“最初の1年”を一緒に見たい」って思ってた。

でもさ、いざ現実になると、やっぱり緊張するんだよね。

妻が妊娠して、お腹が少しずつ大きくなってくるたびに、

「そろそろ上司に言わなきゃ…」って思うのに、なかなか言い出せない。

なんていうか、頭では「育休取るのが当たり前の時代だ」って分かってるのに、

心のどこかで“前例がない”ことにビビってた。

うちの職場、、、

男性で1年間の育休を取った人、ゼロ。

しかも、雰囲気的にも「取れるけど、実際は取らないよね?」みたいな空気。

(この感じ、わかる人いるよね?笑)

でも、ずっとモヤモヤしてても仕方ないし、

「もう言うしかない!」ってある日、上司の席の前に立った。

「実は…子どもが生まれる予定で、育休を取りたいと思っています」

心臓バクバク。たぶん顔、ちょっと引きつってた。笑

けど上司は数秒黙ったあとで、

「そうか。いいと思うよ。」

って意外とあっさり。

その瞬間、体の力が抜けた。

「え、そんな感じでいいの?」って拍子抜けするくらい。

でも、正直ホッとした。

“男が育休を取る”って、まだまだ勇気のいることだと思う。

特に職場の空気がそういう感じだと、なおさら。

でもあの日の俺は、「父親としての第一歩」を踏み出した気がした。

言葉だけじゃなくて、行動で「子どもと向き合う覚悟」を決めた瞬間。

…とはいえ、その覚悟、

次の日からの“寝不足地獄”で一瞬でグラつくことになるんだけどね。笑


次回、第2話は「夜のミルク担当、まさかの初日リタイア」編。

“男って夜泣きで起きられない説”を、身をもって証明します。

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