第3話

ストーリー

日中担当、始動。ミルク・オムツ・寝かしつけ、全部が未知との遭遇

夜の担当をクビ(?)になった翌朝。

俺の新しい肩書きは「日中担当」。

妻が夜の寝不足でゾンビみたいになってる間、

俺が赤ちゃんと過ごす時間が始まった。

「まぁ、昼間だし、なんとかなるっしょ!」

――これがどれだけ甘い考えだったか、30分後に思い知る。

まずミルク。

説明書に「40度前後で」と書いてあるけど、

40度ってどこ? 何基準? 指で触ったら「ちょっとぬるい…?」でも舐めたら「熱っ!」

温度計買うまでの数日間は、毎回がロシアンミルク状態だった。

次はオムツ替え。

これも想像の10倍ハード。

「替える」っていうより「戦う」。

暴れる脚、タイミング悪い“追い打ち”、そしてなぜか必ず俺の指めがけてくる謎の放水。

(あれ、パパあるあるだよね?)

で、ようやく寝かしつけ。

「抱っこして、ゆらゆらして、寝たらベッドに置く」――理屈はわかる。うん。

でも、置いた瞬間に目がパチッと開く。

あの“背中スイッチ”、誰が設計したんだろう。

寝かしつけ成功率、初日は10%。

それでも寝顔を見たら、すべての疲れがリセットされるんだから不思議だよね。

途中、妻が「ありがと、ちょっと寝るね」と言って寝室へ。

リビングに俺と赤ちゃんの2人きり。

泣き声にあたふたして、オムツと哺乳瓶を持ってウロウロしてる自分が、

まるで新人保育士。

ふと鏡に映った自分を見て、思った。

「俺、こんな顔してたんだ」って。

寝不足と必死さが混ざった、でもなんかちょっと誇らしい顔。

子どもを寝かしつけて、やっと一息。

冷めた麦茶を一口。

コーヒーは飲めないけど、この一杯がやけに沁みた。


次回、第4話は「夫婦チーム、再編成。役割分担は“得意な方がやる”でいい」。

お互いのリズムが少しずつ見えてきて、

“俺たち流”の育児スタイルが形になっていく――そんな話。

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