日中担当、始動。ミルク・オムツ・寝かしつけ、全部が未知との遭遇
夜の担当をクビ(?)になった翌朝。
俺の新しい肩書きは「日中担当」。
妻が夜の寝不足でゾンビみたいになってる間、
俺が赤ちゃんと過ごす時間が始まった。
「まぁ、昼間だし、なんとかなるっしょ!」
――これがどれだけ甘い考えだったか、30分後に思い知る。
まずミルク。
説明書に「40度前後で」と書いてあるけど、
40度ってどこ? 何基準? 指で触ったら「ちょっとぬるい…?」でも舐めたら「熱っ!」。
温度計買うまでの数日間は、毎回がロシアンミルク状態だった。
次はオムツ替え。
これも想像の10倍ハード。
「替える」っていうより「戦う」。
暴れる脚、タイミング悪い“追い打ち”、そしてなぜか必ず俺の指めがけてくる謎の放水。
(あれ、パパあるあるだよね?)
で、ようやく寝かしつけ。
「抱っこして、ゆらゆらして、寝たらベッドに置く」――理屈はわかる。うん。
でも、置いた瞬間に目がパチッと開く。
あの“背中スイッチ”、誰が設計したんだろう。
寝かしつけ成功率、初日は10%。
それでも寝顔を見たら、すべての疲れがリセットされるんだから不思議だよね。
途中、妻が「ありがと、ちょっと寝るね」と言って寝室へ。
リビングに俺と赤ちゃんの2人きり。
泣き声にあたふたして、オムツと哺乳瓶を持ってウロウロしてる自分が、
まるで新人保育士。
ふと鏡に映った自分を見て、思った。
「俺、こんな顔してたんだ」って。
寝不足と必死さが混ざった、でもなんかちょっと誇らしい顔。
子どもを寝かしつけて、やっと一息。
冷めた麦茶を一口。
コーヒーは飲めないけど、この一杯がやけに沁みた。
次回、第4話は「夫婦チーム、再編成。役割分担は“得意な方がやる”でいい」。
お互いのリズムが少しずつ見えてきて、
“俺たち流”の育児スタイルが形になっていく――そんな話。


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