第2話

ストーリー

夜のミルク担当、まさかの初日リタイア


出産を終えて、妻と子どもが退院してきた日。

家の中が一気に“新生児仕様”に変わった。

哺乳瓶、ミルク、オムツ、ベビーベッド…

リビングが小さな保育園みたいになって、なんかちょっと誇らしかった。

(ま、俺はまだ何もしてないんだけど。)

その夜。

「夜泣き担当は交代でやろう」って話して、俺が“初日の夜番”を担当することに。

「いよいよ父親デビューか…!」なんてちょっとワクワクしてたんだけど、

そのワクワク、2時間で消えました。。。

深夜2時。

突然「ふえぇぇぇ〜〜」って泣き声が響いた。

あぁ来たか、俺の出番!!!

と思ったのに──次の瞬間。

気づいたら、朝だった。

(うそでしょ?)

横を見ると、妻は片手で子どもを抱きながら、もう片手でスマホを見てる。

その目、完全に“無”だった。

俺:「……やっちゃった?」

妻:「うん、やっちゃったね(無表情)」

どうやら俺、泣き声の途中で「うるさいなぁ」って寝返り打って、

そのまま夢の世界へ旅立ったらしい。

記憶、ゼロ。

“男は夜泣きで起きられない”って噂、ガチだった。

話し合いの末、その日から夜の担当は消滅。

妻が夜を引き受けて、俺は“日中担当”にスライドすることになった。

(“戦力外通告”って、こういう時にもあるんだなって思った。)

でもね、翌朝、妻がぼそっと言った一言が忘れられない。

「夜、マジでしんどい。でも、朝起きた時に“おはよう”って言ってくれるだけでも、ちょっと救われるんだよね。」

あぁ、これが“チーム育児”の始まりかもしれない。

完璧じゃなくても、ちゃんと“支え合う”って、こういうことなのかもな。


次回、第3話は「日中担当、始動。ミルク・オムツ・寝かしつけ、全部が未知との遭遇」。

夜に寝られなかった分、日中はフル稼働。

“俺の一日保育園”がここからスタートします。

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